トレード関連の情報を見ていると、「今日はこの中から狙う」「複数銘柄を常に監視する」といった話をよく見かけます。
候補を広く持つ。
動いたものに反応する。
チャンスを逃さない。
なるほど、理屈としては、非常に効率的です。
しかし、私が 兼業トレーダーとして実践しようとした時、逆に判断が重くなっていく感覚がありました。
今回は、専業トレーダー前提の「多銘柄監視」が、
なぜ兼業トレーダーでは情報過多になりやすいのかを整理します。
仕事中に消費されていたもの
この日は、仕事の中で細かな判断が積み重なる一日でした。
確認。
切り替え。
優先順位の調整。
私の場合、一つ一つの判断コストは軽くても、思考を止める暇がない状態が続いていました。
こうした日は、頭の中に余裕がなくなりやすい。
つまり、仕事が終わった時点で、すでに思考力をかなり消耗しているのです。
相場に向かったときの違和感
仕事後、私はいつも通り、帰宅後、就寝前などの短い時間でチャートを確認しました。
ただ、参考にしていた手法では、複数の銘柄を同時に追う前提になっていました。
あれも見る。
これも気になる。
値動きが出たら判断する。
この状態が続くと、どんどん頭の中が落ち着かなくなっていったのです。
トレードで起きたこと
結果として起きたのは、判断の遅れです。
どれに入るか迷う。
確認を重ねる。
気づいたときには、動きが終わっている。
あるいは、焦ってエントリーする。
しかし、管理が追いつかない。
今振り返ると、「見ているだけで、もう疲れてしまった」という状態になってしまっていました。
なぜ、情報過多になるのか
専業トレーダーは、情報を見続ける前提で環境が作られています。
判断➜修正➜比較
これらを連続して行える状態です。
一方、兼業トレーダーは違います。
相場を見る前に、すでに判断力という資源を消費している。
その状態で銘柄を増やすと、判断の負荷がどんどん積み上がります。
すると、情報量が多いこと自体が、リスクになるのです。
これは、兼業トレーダーである異常、職種や経験に関係なく起こりえる構造なのです。
私が基準を変えた理由
この経験以降、私は監視する銘柄数を意図的に減らしました。
今日は、この中だけ。
それ以外は見ない。
情報を増やすより、判断を減らす。
↑このような考えを心がけました。
そして、この方針に変えてから、エントリー自体は減りました。
ただ、迷いによるミスは明らかに減っています。
兼業トレードでは、「何を見るか」より「何を見ないか」を決める方が、結果に直結すると感じています。
総括
専業前提の多銘柄監視は、兼業トレーダーにとって情報過多になりやすい構造を持っています。
もし判断が鈍っていると感じたら、相場ではなく、入ってくる情報量を一度見直してみてください。

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