兼業トレーダーとしてトレードを続けていると、
「今日はなんとなく疲れている」
という曖昧な感覚を抱えたまま、相場に向かうことがあります。
強い疲労ではない。
体調が悪いわけでもない。
ただ、なぜかわからないが……判断が重い。
私自身、
この「なんとなく」を放置したままトレードすると、
後から振り返って違和感が残ることが多くありました。
そこで今回は、
その日の疲労感を数値化する「疲労スコア」
を付けたら、トレードはどう変わるのかを、検証した記録を整理します。
疲労スコアをつけようと思った理由
疲れているかどうかは、本来かなり主観的です。
しかし、判断に影響する以上、
「ある/ない」のような ”0か100か” ではなく、
”段階” として扱った方がよいのではないかと感じました。
なので、
その日の仕事を終えた時点で、
自分の状態を簡単に数値化することにしました。
設定した疲労スコアの基準
今回の検証では、非常に単純な基準を使いました。
・1:余力があり、判断が軽い
・2:やや疲れているが、集中はできる
・3:判断が重く、迷いが出やすい
・4:疲労感が強く、決断を避けたい
・5:ほぼ判断不能。触らない方が良い状態
細かい正確さは求めません。
仕事後に、直感で自己採点するだけです。
スコア別に決めたトレード方針
疲労スコアを付けるだけでは意味がありません。
そこで、スコアごとに行動を決めました。
・1〜2:通常通り。ただし判断回数は意識して抑える
・3:新規は慎重。サイズは落とす
・4:新規エントリーなし。様子見のみ
・5:相場を見ない
株もFXも、
昼休みや帰宅後の就寝前など、
いつも通りのすき間時間で確認しますが、
この基準だけは守るようにしました。
1ヶ月続けて見えた変化
最初に変わったのは、
「今日はどうするか?」で迷う時間が減ったことです。
疲労スコアを付けた時点で、
すでに行動が決まっている。
そのため、
相場を見てから判断する場面が減りました。
結果として、
・無理な新規エントリー
・感情的な逆指値操作
・疲れている日の取り返し行動
これらが明確に減ったのです。
結果より大きかった心理的な変化
正直に言うと、
疲労スコアを付けたことで、
利益が急増したわけではありません。
ただ、
大きなマイナスを出す日が減りました。
そして何より、
「今日は疲れているから仕方ない」
ではなく、
「今日はスコア4だから、やらない」
と、判断を外部化できた点が大きかったです。
判断基準を明確に設定できるならば、
残っている判断力が乏しくても、
冷静な判断が可能になるからです。
この検証からの仮説
疲労を数値化すると、
疲労そのものが問題になるのではなく、
「疲労を無視して判断すること」
が、事故につながりやすいのだと感じました。
疲労スコアは、
精度の高い測定器ではありません。
ただ、
無理な判断を止める理由を明確にする装置
としては、十分に機能していました。
総括
「疲労スコア」をつけたことで、
トレード結果そのものより、
判断の安定性が改善しました。
もし疲れている日のトレードに違和感があるなら、
感覚ではなく、簡単な数値に置き換えてみる。
それだけでも、
判断はかなり守られると思います。

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