エントリー回数制限の導入前後で変わったこと

兼業トレーダーとしてトレードを続けていると、「今日は触りすぎたかもしれない」と、あとから感じる日があります。

相場が特別に荒れていたわけではない。
大きなニュースが出ていたわけでもない。
それでも、エントリー回数だけが増えている。

 

そして、この違和感への対策として、私はエントリー回数に上限を設けることにしました。

今回は、エントリー回数制限を導入する前と後で、何が変わったのかを整理します。

導入前に起きていたこと

回数制限を設ける前は、売買ルールはあっても、「今日は何回まで」という意識はありませんでした。

条件が出れば入る。
ダメなら切る。
次の銘柄を探す。

一見、機械的に見えますが、仕事で判断力を使った日ほど、このループが早く回っていました。

判断力が消耗した日なのに、なぜ判断スピードが高いのか?

とうぜん、そんな疑問が湧いてきます。

 

今振り返ると、その理由はシンプルでした。

思考を制御することに意識が回らない。

つまり、アクセルを踏むことに意識は回すが、ブレーキをかけることにまでは意識が回らない。

 

負けても「すぐに取り返せる!」と再エントリーを急いでしまう。

つまり、エントリー回数に制限がないことで、エントリー判断を際限なく続けてしまっていたのです。

設定したエントリー回数制限

エントリー判断を際限なく続けることを防ぐため、エントリー回数に制限を設けました。

 

設定したルールは、かなり単純です。

  • 1日の新規エントリー回数に上限を設ける。
  • その回数に達したら、その日はチャートを閉じる。

数値そのものに強い意味は持たせていません。

1回でも良いし、5回でも良いです。

大切なのは、「今日は●回まで」という明確な終了条件を、先に決めておくことでした。

導入直後に感じた変化

回数制限を入れてすぐに感じたのは、1回1回のエントリーが慎重になったことです。

「この1回を使うべきか」
「それとも、まだ温存すべきか」

自然と、エントリー判断が かなり丁寧になりました。

また、回数を使い切った後に、相場を見続けることがなくなりました。

「これで終わり!」という明確な区切りが、エントリー判断を強制的に止めてくれるので、いつまでもチャートに意識を取られ続けることもなくなります。

なので、思考を休める時間を取れるようになったのも、思わぬ収穫でした。

結果より大きかった「守られたもの」

正直に言うと、回数制限を入れたことで、利益が大きく増えたわけではありません。

ただ、

根拠の薄いエントリー。
連続エントリー。
疲労した状態での判断。

これらが明確に減りました。

 

本質を言えば、回数制限は”エントリーを減らすためのルール”ではありません。

判断の総量に、上限を設ける仕組みです。

 

兼業トレーダーは、仕事ですでに判断力を消耗しています。

その状態でチャートを見て、無制限にトレード判断を続けると、どこかで判断の精度が落ちる。

回数制限は、その前にブレーキをかける役割を果たしているのです。

総括

エントリー回数制限を導入したことで、トレードの結果よりも、判断力の安定性が大きく変わりました。

もしトレード後に疲労感が強く残るなら、条件ではなく、1日の判断回数に目を向けてみてください。

トレード回数の制限は、トレードを縛る鎖ではなく、判断を守るための自己防衛になるのですから。

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