兼業トレーダーを続けていると、
「今日は、なぜか判断が上手く行かない」
と感じる日があります。
こうした違和感は、トレード手法ではなく、その日の仕事によって作られた判断の癖が原因になっていることがあります。
今回は、誰にでも起こりえるこの問題の詳細と、
その対処法として、
私が実際に使っている「残業日・会議日・平常日」で戦略を分ける考え方を、テンプレとして整理します。
なぜ日によって戦略を分ける必要があるのか
兼業トレーダーは、毎日同じ判断状態でチャートを見ることができません。
仕事の内容や負荷によって、集中力や意思決定の余力は 大きく変わります。
それにもかかわらず、毎日同じ戦略でトレードしようとすると、判断の歪みが結果として現れてしまうのです。
そこで重要になるのが、「相場」ではなく「自分の判断力の状態」を基準に戦略を切り替えることです。
残業日テンプレ
残業した日や、想定外に仕事が手こずって長引いた日は、判断疲れが強く残りやすい日です。
もちろん、帰宅後や就寝前の短い時間、あるいは休憩中にチャートを見ることはできます。
ただし、「考え続ける余力」は、ロクに残っていません。
なぜなら、その大半を仕事で消耗してしまっているからです。
そのため、残業した日は、新規エントリーを原則しないか、もしくは あらかじめ決めた注文だけに限定します。
利確や損切りラインを動かすこともしません。
判断を増やさないことが、残業をした日の最優先事項なのです。
会議日テンプレ
会議日や調整業務が多い日は、「判断が細切れ」になりやすい日です。
一つひとつは軽くても、判断をするための思考が 途中で中断される回数が増えるのです。
その結果、「思考力が消耗している」状態になりやすいのです。
なので、このような日は、トレードを控える。
もし、トレードをする場合でも、エントリー回数を最小限にします。
ロットを落とし、判断回数を減らして、事前に決めたルールだけを淡々と実行します。
判断力の消耗を考慮せずにトレードをしないことが、何よりも重要です。
平常日テンプレ
平常日とは、仕事の負荷が比較的安定している日です。
自分の裁量で決めて行動、完了させており、判断状態も落ち着いています。
この日が、最も通常の戦略を使いやすい日です。
私の場合、昼休みやトイレ休憩、帰宅後の時間帯で株やFXのトレードを行うなら、この平常日が前提になります。
それでも無理に取引回数を増やす必要はありません。
あくまで「判断状態が安定している日だけ、通常戦略を使う」という位置づけです。
補足:テンプレの使い方
このテンプレは、相場予測のためのものではありません。
その日の自分が「どの戦略を使ってよい状態か」を判断するためのものです。
朝や仕事終わりに、その日が残業日なのか、会議日なのか、平常日なのかを判断する。
それだけで、トレード中の迷いや後悔は大きく減ります。
総括
兼業トレーダーにとって重要なのは、毎日トレードすることではありません。
毎日同じ判断状態だと錯覚しないことです。
残業日・会議日・平常日で戦略を分けることで、判断の歪みを事前に防ぐことができます。
もし結果が安定しないなら、チャートを見る前に、その日の仕事がどの分類に当てはまるかを考えてみてください。

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