兼業でトレーダーをしていると、なぜか普段より強気な判断をしてしまう日があります。
条件はそこまで良くないし、リスクも高い状況にも関わらず、「いける気がする」とエントリーしてしまう。
なぜかわからないのに、そんなことをしてしまうのです。
今回は、プレゼンや発表を終えた直後に、トレード判断が強気に傾きやすくなる理由を整理します。
仕事中に起きていた状態
この日は、仕事でプレゼンや発表の場がありました。
準備に時間をかける。
本番では集中力を最大まで使う。
無事に終わると、大きな安堵感が残る。
私の場合、発表そのものは大きな問題もなく終わり、むしろ「やり切った」という感覚が強く残っていました。
疲労はあるものの、気分としては悪くない。
むしろ、少し高揚している状態だったと思います。
相場に向かったときの違和感
その日は、トレードに向かっていても得体の知れない違和感がありました。
エントリー前の判断が、どこか楽観的だったのです。
多少条件が甘くても許容してしまい、リスクよりリターンに目が向く。
慎重さより、勢いを優先している。
いつもなら決してしないような判断を、なぜか大胆にしてしまうのです。
なぜ発表直後は強気になりやすいのか
プレゼンや発表を終えると、
「評価された!」
「乗り切った!」
という成功体験が残ります。
この成功体験は、自己肯定感を一時的に、そして大幅に高めます。
問題は、その感覚が相場判断にも影響してしまうことです。
仕事においては、「自分の準備や判断が正しかった」という前提が成立します。
しかし、相場では、直前の成功体験は何の保証にもなりません。
というより、そもそもプレゼンや発表での成功と、相場での成功はまったく無関係です。
それでも脳は、「最近うまくやれている」という感覚を、状況に関わらず発揮してしまう。
結果として、リスク管理よりも、(状況をわきまえない)自己肯定感が優位になり、強気なエントリーが増えやすくなるのです。
それにより損失が出たら、その場では反省します。
しかし、次のプレゼンで成功したら、帰宅後にはまた強気なトレードを繰り返してしまうのです。
対策
この経験以降、私はプレゼン直後のトレードでは、判断を自分の感覚に任せないようにしています。
具体的には、エントリー条件とリスク設定を、事前に決める。
そして、その設定は一切動かしません。
強気になっている時は、感覚的に「いけそう」と思っても、まったく当てにならないからです。
なので、強気モードの感覚は、絶対に判断材料に含めない。
この形にしてから、発表後の勢いトレードによるミスはかなり減りました。
総括
プレゼンや発表の直後に判断が やたらと強気に傾くのは、仕事で得た成功体験が、そのまま相場判断に持ち込まれているからです。
もし発表後のトレードで違和感があったなら、相場ではなく、その直前の仕事の状態を振り返ってみてください。
トレード判断の歪みは、職場が出発点であることも意外と多いのです。


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