兼業トレーダーを続けていると、夜のトレードだけが、なぜか噛み合わない日があります。
日中の相場環境は悪くない。
手法も、いつも通り。
それなのに、エントリーも決済も、どこか雑になる。
今回は、退勤直前に感じたストレスが、なぜ夜トレードを壊してしまうのかを整理します。
退勤直前に起きていたこと
この日は、仕事の終わり際に、予想外の出来事が重なっていました。
急な指示変更。
終わりかけていた作業のやり直し。
退勤直前になってからの、細かい確認や修正依頼。
「今日はこのまま終われる!」と思ったところで、仕事が追加された状況でした。
これは特定の職種に限った話ではありません。
退勤前のトラブル。
引き継ぎの不備。
就業直前に起きる想定外の対応。
仕事の種類に関係なく、「終わりが見えたところで、再び緊張させられる状態」は起こりえます。
この時に奪われていたのは、作業時間そのものではありません。
業務の終わりで、気持ちを切り替えるキッカケ。
そして、「今日はもう判断しなくていい」という安心感でした。
その時の自分の行動・感情
仕事を終えた直後は、強い怒りを感じていた…というわけでもありません。
ただ、どこか落ち着かない。
頭の中が、まだ仕事モードのまま切り替わっていない。
そんな感覚が残っていました。
特に強く残っていたのは、「早くこの仕事を終わらせて帰りたい!」という気持ちです。
そして、仕事が終わって帰れるのに、気持ちだけが前に進まない。
その違和感を抱えたまま、夜のトレードに向かっていたのです。
トレードへの影響(結果)
その日のトレードは、帰宅後、就寝前の短い時間に行っていました。
株もFXも、いつも通りチャートを確認しています。
ただ、判断のテンポが明らかに速くなっていました。
エントリーを急ぐ。
含み損や含み益に、過剰に反応する。
少しの値動きで、決済ボタンに手が伸びる。
一つひとつの判断が、「考える」よりも「終わらせる」方向に寄っていたと思います。
結果として、トレードの回数が増え、判断の質は下がっていました。
正直、心のどこかにこういう感覚があったのかもしれません。
「早く、この面倒な作業を終わらせたい!」
原因の仮説(なぜそうなったか)
退勤直前のストレスは、単なる疲労とは少し違います。
一度緩めた集中を、無理やり 再度 強制されることで生じる負荷です。
この負荷が残ったまま夜を迎えると、脳はさらなる負荷に耐えられません。
つまり「これ以上、判断を引き延ばしたくない(脳に負荷をかけたくない)」状態になります。
トレードにおいて、この状態は非常に危険です。
なぜなら、トレードは本来、判断を積み重ねる行為だからです。
退勤直前にストレスを受けた日は、「判断を早く終わらせたい」という欲求が前に出やすい。
その結果、エントリーも決済も、判断を早く終わらせようとして、雑になりやすい。
重要なのは、これが退勤時間の問題ではないことです。
例え 定時上がりだろうと、仕事の終わりに気持ちの切り替えができなかった日であれば、同じ状況は起こりえるのです。
対策の方法
この経験以降、私は「退勤直前に強いストレスを感じた日は、夜トレードを控える」という判断をしています。
相場状況ではなく、自分自身の環境を基準にして「エントリーor休む」を選択するのです。
どうしてもチャートを見たい場合は、エントリーを前提にしません。
価格を見るだけにする。
その日の値動きを記録するだけに留める。
それだけでも、判断を無理に続ける流れを断ち切れます。
夜トレードは、思考・メンタルが しっかりと切り替わっていることが前提です。
切り替えができていない日は、休むこと自体が最も合理的な判断なのです。
総括
退勤直前のストレスは、夜トレードの判断を静かに壊すことがあります。
もし夜のトレードの調子が悪かった日があれば、その直前の仕事の終わり方を一度振り返ってみてください。


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